福山雅治、文字を持たない民族と歌で交流。NHK番組で「人はなぜ歌うのか?」に迫る
2016.03.07 19:30
福山雅治が“音楽の源流”を世界各地に訪ねるドキュメンタリー番組『福山雅治 SONGLINE ~歌い継ぐ者たち~』が2016年3月25日(金)22:00~22:59に放送されることが決定した。
第1回目となる今回は「人はなぜ歌うのか?」をテーマに、独自の文字を持たないふたつの民族を訪れ、人類における歌の起源に迫る。
福山はまず、オーストラリアの先住民・アボリジニの聖地と言われるオーストラリア北部のアーネムランドを訪問。そこに暮らすヨルング族は今でも狩猟採集や移動生活を続けながら、神話やさまざまな言い伝えをつづった歌を守っている。福山はヨルング族のある家族を訪ね、水道もない伝統的な生活に触れながら交流を深める中でギター1本で歌を贈り、ヨルングの人々は福山のために一族全員(30人)で神聖な儀式を披露した。
続いて訪れるのは中国の南西部・貴州省に暮らす少数民族、トン族。トン族は自給自足の農耕生活を営みながら、歌で民族の歴史や独自のラブソングを2000年以上にわたって歌い継いできた。今年2月、福山はトン族の結婚式を訪れ、あるカップルと出会う。ふたりがずっと歌で気持ちを伝えあいながら愛を育んできたことを知った福山は、生活のさまざまな場面に深く関わるトン族の歌の世界を体験する。撮影最終日である祭りの日には、村中から300人が集まり福山のためにトン族の合唱“トン族大歌”を大合唱。福山はギター1本で自らの歌とトン族とのコラボレーションを試み、大成功する。
下記、福山雅治よりコメントが寄せられている。
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【福山雅治コメント】
アボリジニのみなさんも、トン族のみなさんも、同じことを言っていたと思うんですが「歌は言葉よりも深く届く」と。文字というものを文明が進化する過程で選ばなかった2つの民族が「音楽が1番伝わるんだ」「1番深いところに届くんだ」その民族が確信を持って、音楽を選んだ。音楽をなりわいとしている人間にとっては非常に感動的でした。
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なお、この番組は全編4Kで撮影されており、上海メディアグループ・SMG Yunji Mediaとの国際共同制作を通じて中国でも放送される。また、第2回は、2016年夏に放送予定で、リオデジャネイロでのオリンピック、パラリンピックを前にブラジル音楽のルーツに迫る予定となっている。
番組の詳細は以下の通り。
●番組情報
『SONGSスペシャル「福山雅治 SONGLINE ~歌い継ぐ者たち~」第1回 人はなぜ歌うのか?』
<放送予定>2016年3月25日(金) 夜10時~10時59分 NHK総合
http://www.nhk.or.jp/