デヴィッド・ボウイ、ベルリン時代のアパートに設置されたメモリアル・プレートが何者かに破壊される


デヴィッド・ボウイがベルリン時代に居住していたアパートのエントランスに設置されていたボウイを讃えるメモリアル・プレートが、何者かによって破壊されていたことがわかった。

警察は現在、器物破損事件として調査中だというが、幸いなことにこの磁器製のプレートは破損や盗難に備えて複数制作されており、新しいものを再設置するという。

このプレートはボウイが1976年から1978年にかけてイギー・ポップと共に住んでいた、当時の西ベルリンのシューネベルク地区のアパート「Hauptstraße 155」のエントランスに設置されていた。

この時代にボウイはいわゆる「ベルリン三部作」と呼ばれる『ロウ』(1977)、『ヒーローズ』(1977)、『ロジャー』(1979)を制作した。設置されたプレートはボウイのベルリン時代を偲び、また当地で制作されたこの3枚の偉大なアルバムを讃える目的で制作されたものだった。

プレートには次のようにドイツ語で記されていた。

「デヴィッド・ボウイは1976年から1978年にかけてこの家に住んでいた。その時代には『ロウ』、『ヒーローズ』、『ロジャー』と3枚のアルバムが作られ、これらは“ベルリン3部作”と呼ばれ音楽史に刻まれることとなった」

また、プレートのメッセージの最後には“Heroes”からの一節をとって「We can be heroes, just for one day」と記されている。

設置当初のプレートの様子はこちらから。
https://twitter.com/XopheRobin/status/767777028829540352?ref_src=twsrc%5Etfw
https://twitter.com/NLebrecht/status/767754204907732992?ref_src=twsrc%5Etfw
https://twitter.com/CNTraveler/status/767801290814619648?ref_src=twsrc%5Etfw