【コーチェラふりかえり】レディオヘッド、バンクス、トラヴィス・スコット、1日目の見所はここだった


4月14日(金)から16日(日)の3日間にわたって開催されたコーチェラ・フェスティバル。ネット中継で日本でも観ることができたコーチェラの見所をビルボード誌が伝えている。さらにその記事を厳選し、コーチェラ公式インスタグラムアカウントの写真も織り交ぜ、コーチェラでしか観ることができない貴重なコラボレーションや意外なアクト、迫力の演出をこのタイミングでもう一度振り返りたい。

4月22日(金)からの3日間は残念ながらネット中継はなく、リアルタイムで体験はできないものの、まだまだコーチェラ熱は上がるばかりだ。まずはDAY1から始めよう。

DAY1・14日(金) ※日本時間は15日(土)
まず注目となったのは16時台にモハーヴェ・ステージに登場したサンファ。観客席エリアでは大麻と煙草の煙がたなびいているという、非常にリラックスした空気の中で登場した。2月にリリースしたアルバム『プロセス』を引っ提げての内容となり、ドレイクの新作『モア・ライフ』でも実質的なソロ・トラックであり、シオラレオネ系イギリス人としてのアイデンティティの揺らぎを歌った"4422"も披露した。

Highlights 2017: Day 1, Weekend 1 Lead 📷: @cole_younger_

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元フリート・フォクシーズで、今ではビヨンセ、レディー・ガガ、キッド・カディらとのコラボレーションでも有名なシンガー・ソングライターのファーザー・ジョン・ミスティが19時から20時台にかけてメインのコーチェラ・ステージに登場し、その全キャリアをぶつけてくるような圧倒的なパフォーマンスを叩きつけたという。しかし、同時間にこの日最大の動員数のひとつを記録したのファントグラムが演奏を始め、人が減ってしまう一幕もあったとか....。ファーザー・ジョン・ミスティは今年のフジロックに出演が決定しており、パフォーマンスを期待したい。

That real love baby Father John Misty 📷: Kevin Winter

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一方、ゴビ・ステージに19時台に登場したバンクス。昨年の『The Altar』を引っ提げての3年ぶりのコーチェラとなったが、真紅のバンシーのドレスをまとって妖艶なエレクトロ・ポップを披露し、大歓声に迎えられることになった。実は3年前のコーチェラが自分にとって初のフェスだったとMCで明かしたバンクスは「ほんとにクレイジーな感じ」とオーディエンスに伝えたという。バンクス自身のインスタグラムに写真が投稿されている。

Judas

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セカンド・ステージのアウトドア・シアターのヘッドライナーを務めたのは多様な表現力を誇るMC、トラヴィス・スコット。"Skyfall"や"Upper Echelon"などミックステープ収録のハードコアなナンバーや"pick up the phone"、"Antidote"などのヒット曲、"the ends"、"way back"などのより実験的な楽曲をほどよく織り交ぜたセットを披露し、締めはケンドリック・ラマーをゲストに迎えた"goosebumps"で盛り上げた。

Lowkey at the night show 📷: @frazerkh

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メインのコーチェラ・ステージではThe xxが21時台に登場して頼もしいステージを披露し、いよいよ23時過ぎにレディオヘッド登場。しかし、機材トラブルに悩まされることになり、いったん演奏を中断することにもなってトム・ヨークが「また宇宙人のせいだよ」とぼやく一幕もあった。結局、トラブルが解決されることはなく、度々その後も悩まされることになったが、会場が沈黙すると観客の方から歓声を上げてバンドを励ました。

All we need 📷: @charles.reagan

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