また、“もっと光を”を使用した『青くて痛くて脆い』のイメージムービーが公開された。このイメージムービーは、『青くて痛くて脆い』特設サイトにて本日公開され、書籍の発売以降は一部書店にて公開される予定。イメージムービーには、イラストレーター・ふすいのイメージボードが使用されている。
住野よるが「自身最高傑作」と豪語する今作『青くて痛くて脆い』は、誰にも見せることのできなかった自分の小さな心の穴や、誰にも言えなかった思春期のモヤモヤとした感情を丁寧に掬いあげ表現しているという。その感情を乗り越えた上での前向きな各キャラクターの姿勢は“もっと光を”の歌詞とリンクするような世界観になっているとのこと。
【住野よる コメント】
「青くて痛くて脆い」に、「もっと光を」の力を貸していただけないだろうか。そんなことを思ったのは、「この本のPVにかっこいい曲を使いたい」という話が出た時でした。作者がBLUE ENCOUNTのファンであるということがまず大前提にありました。そこから、歌詞が物語の趣旨にぴったり合っていることや、江口さんが以前から拙作を読んでくださっていること、自身の作品で初めて色が題名に入っていることなどたくさんの理由があがり、その中でも「もっと光を」を使わせていただけないかと考えた最も大きな理由は、作者がライブで聴く度に読者さん達のことを思い出す曲だからでした。「もっと光を」は、ブルエンから光を貰う曲であるのと同時に、聴いた人それぞれが他の誰かに光を届けようとすることの出来る曲なのだと、一人のファンとして感じています。「青くて痛くて脆い」にも、そんな物語であってほしい。読んだ人が光を感じられるように、その光をまた他の誰かに各々の形で届けられるように。「もっと光を君に届けたくなったよ」という歌詞は、読者の皆さんに「青くて痛くて脆い」を読んでもらう上で、作者が込めた想いそのものです。BLUE ENCOUNTの皆さんにとって、そしてBLUE ENCOUNTのファンの皆さんにとっても特別な「もっと光を」という曲の力をお借りして、「青くて痛くて脆い」が多くの方達の心まで届くように願っています。