スティング、オリジナル・テープを庭に埋めようとしたほど嫌ったポリスの曲が明らかに


ポリスの元ギタリストであるアンディ・サマーズが、スティングが、嫌いな曲のオリジナル・テープを庭に埋めようとしたと明かしている。

「Classic Rock」誌のインタビューを報じた「Ultimate Classic Rock」によると、問題の曲は1980年のアルバム『Zenyatta Mondatta』に収録された“Behind My Camel”だそう。

「いつも僕は変わった曲に興味があったし、一般受けするヒット曲は大抵スティングが書いてたんじゃないかな。でも、アルバムを埋める十分な曲がなくて、僕が書いた“Behind My Camel”があったから、『この曲はどうかな?』って言ったんだ。そしたらスティングが、『それはプレイしないぞ!』って答えてさ。実際、スティングがあのテープを庭に埋めたと思ってたさ。スチュワート(・コープランド)がその曲に取り組む気があったから、僕がベースを弾いたんだ」


スティングは“Behind My Camel”を気に入らなかったようだが、最終的に『Zenyatta Mondatta』に収録され、同曲は1982年にグラミー賞の最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞を受賞。

また、スティングは“Behind My Camel”だけでなく、『Zenyatta Mondatta』も気に入らなかったそう。しかし、その気持ちに反し、同作はポリスにとって米アルバム・チャートでトップ5入りした初のアルバムとなり、 “Don't Stand So Close to Me”と “De Do Do Do, De Da Da Da”がシングル・チャートでトップ10入り。そのことについて過去のインタビューでスティングが、「『Zenyatta Mondatta』はバンドにとって最大の失敗作だったのに、驚くべきことにバンドをビッグにしたアルバムでもあったんだ」と語っていた。

楽曲“Behind My Camel”は以下で聴くことができる。



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