ビーチ・ボーイズのメンバーであり、ブライアン・ウィルソンの実弟としても知られる故デニス・ウィルソン。ビーチ・ボーイズのメンバーとして初めてソロ・アルバムをリリース、1977年に発売されたソロ・デビュー・アルバム『パシフィック・オーシャン・ブルー』が、オリジナル発売から約30年、デニスの早すぎる死から25年目(1983年、享年39歳)の今年、デラックス・エディションとして復活。
国内盤は7月25日に発売予定(輸入盤は発売中)。フー・ファイターズのドラマーであるテイラー・ホーキンスが参加したトラック“Holy Man”も新たに収録される。
『パシフィック・オーシャン・ブルー』は、ビーチ・ボーイズの歴史を紐解くため重要な存在とされてきた作品で、ビーチ・ボーイズ作品と肩を並べるほどヒットしたにもかかわらず、廃盤となって久しい。そのためオリジナルは高額で取引され、ブートレッグも出回っていた。
ディスク1にはオリジナルLPの12曲に未発表ボーナス・トラック、ディスク2にはレア・トラックの数々を収録。未完成に終わった自作『バンブー(Bambu)』用のセッション曲も。
ライナーには多数のビーチ・ボーイズ研究家が寄稿しており、ディスコグラフィーと新たに発掘された写真の数々も掲載。カメラマンでデニスと生涯の友人だったディーン・トーレンス(元ジャン&ディーン)の手による、オリジナルLP用のジャケット写真も掲載の48ページのブックレットが付いている。なお、国内盤の仕様の詳細は現在のところ未定。
ビーチ・ボーイズのデニス・ウィルソンお宝盤、フー・ファイターズのテイラー・ホーキンス参加で復活
2008.05.18 00:31