5月24日に70歳の誕生日を迎えたボブ・ディランにキングス・オブ・レオン、スラッシュ、アーケイド・ファイアらの面々が賛辞を贈っている。
キングス・オブ・レオンのカレブ・フォロウィルはこう語っている。「ボブは俺のとてつもないヒーローだよ。曲を書いたことのある人なら誰でも感じることだけど、ボブの作品を聴くと自分がバカにしか思えてこないんだよな。ツアーで会ったことがあるんだ。もう気絶するかと思ったよ」。スラッシュも負けず劣らず褒め称えていて「俺もいわゆる達人と呼ばれる人たちと演奏する機会に恵まれてきてるけど、ボブは間違いなくそういう達人のひとりだよ」。
ザ・クークスのルーク・プリッチャードはザ・サン紙にこう寄稿している。「人はボブの歌はひどいというけれども、ボブの歌はユニークなものです。ボブは音楽的に新しい地平を切り開いただけでなく、ある世代のアイコンともなったのです」。
マイ・ケミカル・ロマンスのジェラルド・ウェイは2009年の映画『ウォッチメン』のサントラ用に“廃墟の町”のカバーを制作する機会に恵まれて「光栄だった」と語っていて、ボブが「大多数の人々にとってインスピレーションになっている」と説明している。
アーケイド・ファイアのウィン・バトラーは「いったんボブ・ディランの音楽にさらされると、もうラジオを聴くのが億劫になった」と語っている。
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