デペッシュ・モードのマーティン・ゴアと元デペッシュ・モードのヴィンス・クラークは新ユニットVCMGで30年ぶりにコラボレーションを行うという。
1981年にヴィンス・クラークがデペッシュ・モードを脱退して以来の共同作業となるが、11月30日にはEP『Spook』を音楽ウェブサイトのビートポートで先行リリースし、12月12日に一般リリースするとローリング・ストーン誌が伝えている。来年にはフル・アルバムもリリースする予定だという。
今回のユニットについてはマーティンも先にヴィンスと邂逅し一緒のユニットにとりかかっていることを明らかにしてきたが、その経緯を次のように語っている。「やぶからぼうにヴィンスからメールが入って、『テクノ・アルバムをやろうかなと思ってるんだけど、一緒にやってみない?』という内容で、『期待もプレッシャーもなし、締切もなし』っていうことだったから、ぼくも『OK』って返事したんだよ。というわけで、ここ6ヶ月それにとりかかってきたんだ」。
デペッシュ・モードのオリジナル・メンバーだったヴィンスは81年の『ニュー・ライフ』リリース後に脱退、後任としてアラン・ワイルダーがデペッシュ・モードに加入した。デペッシュ・モードとしては今年の6月にも活動30周年を標す『Remixes 2: 81-11』をリリースしている。
一方、ヴィンスは脱退後、アリソン・モイエとともにヤズーを結成し、その後はヴォーカリストのアンディ・ベルとイレイジャーを結成するなど、さまざまなプロジェクトで活躍してきていて、イレイジャーとしても11月1日に新作『Tomorrow’s World』をリリースしたばかりだ。
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