ブラー、本日の授賞式でブリット・アウォード史上最長のパフォーマンスを披露か

2000年作『ザ・ベスト・オブ』

イギリスで2月21日に行われるブリット賞授賞式で特別功労賞の受賞が決定しているブラーだが、ベースのアレックス・ジェイムスは今度の再結成がバンドにとって最後の姿になるかもしれないと語っている。

また、授賞式でバンドはパフォーマンスを披露することになっているが、アレックスはこれを楽しみにしていること、さらに5曲演奏することになっているとザ・サン紙に寄稿している。

「ブラーにはいつもこれで最後かもしれないという緊張感があって、たぶんそれで余計に盛り上がるところがあるのだろうなと思います。主催側からは5曲演奏するように依頼を請けています。先週バンドのみんなとミーティングをしてどの曲をやろうかと打ち合わせました。ぼくとしては賞を獲るよりも昔のヒット曲を何曲かやる方が楽しみです。賞を獲ることなんて音楽を鳴らすことと較べたらなんてこともありません」

さらにアレックスはブラーの再結成は最後の仕事のために特別チームを召集しているような気分になるとも語っている。

「バンドを再結成させるのはどこか最後の仕事のために特別チームを召集してるような感じがあります。でも今やぼくはチーズ業者でもあるのです。ぼくたちはそれこそブラーをかけがえのないものとしてやってきたけど、毎日毎日同じことを15年やってきたらさすがにそれが生業になってくるのです。ぼくたちは全員それぞれに別々の道を行って自分たちの人生を生きなければならなかったのです。今は一緒に演奏するとほんとに楽しくてそれだけのためにやっているところがあってバンドを始めた頃みたいな気分です」

その一方で、デーモン・アルバーンとグレアム・コクソンのふたりはブリット賞開催記念イヴェントとして行われたチャリティ・ライヴに出演し、ブラーとしての新曲を披露している。

3曲構成となったライヴで披露された新曲はピアノをベースにした"Under the Westway"といって2010年のレコード・ストア・デイにリリースされた"Fool's Day"以来の新曲となる。


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