ザ・クリブスのマンチェスターでのライヴにジョニー・マーが再び参加
2012.05.14 16:30
先月25日にジョニー・マーが脱退して初の新作となる『イン・ザ・ベリー・オブ・ザ・ブレイズン・ブル』をリリースしたザ・クリブスだが、5月12日にマンチェスターで行われたバンドのライヴにジョニーが飛び入り出演を果たした。
ジョニーは2008年にザ・クリブスに加入して09年にバンドとともに前作『イグノア・ジ・イグノラント』をリリースしたが、昨年4月にバンドから離脱したことが明らかにされていた。
今回のジョニーとの共演についてドラムのロス・ジャーマンは次のように『NME』に語っている。「(ジョニーの地元の)マンチェスターでライヴをやることになっていて、どっちみちジョニーにはライヴを観てもらうことになってたから、せっかく一緒にやってた仲なんだからって何曲か一緒にやってもらうことにしたんだよ」。
ジョニーを加えたフォー・ピースとしてバンドは『イグノア・ジ・イグノラント』の"ウィ・シェア・ザ・セイム・スカイズ"と"ウィ・ワー・アボーテッド"の2曲を披露することになった。
また、クリブスにとってはツアー楽日の前日公演となったこの日のライヴについて、ジョニーは次のようにツイートしていた。
「ぼくの地元に今夜集うすべてのクリブス・ファンに愛と祝福を。マンチェスターは連中が大好きだよ。ジョニー」
なお、昨年4月のジョニーの脱退についてバンドもジョニーも友好的なものだったとしていて、ジョニーはバンドとの絆は「まだ固い」と『NME』に語っていて、またヴォーカルのライアンはジョニーと一緒にやれたことを「心から楽しめた」と説明している。
その一方で、新作についてのインタヴューでライアンは、ザ・クリブスというバンドは「スリー・ピースがふさわしい」とも語っている。
「前作は気に入ってるし、作品として進歩になっていたとも思うけど、でも、あの移し替えのなかでなにかが失われてもいたんだ。なんかスリー・ピースとしての形容しがたい何かが見失われてしまったんだよ。でも、新作ではそれを取り戻してるんだよ」
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