レディー・ガガの新作について、プロデューサーのゼッドがその手応えを語る


レディー・ガガの制作中だという新作『ARTPOP』は相当にすごい作品になるとプロデューサーのゼッドが明らかにしている。

『ローリング・ストーン』誌とのインタヴューに答えたゼッドは、レディー・ガガの新作に取り組んでいることを明らかにした上で、一緒にコラボレーションしていくにあたって「実験的なアプローチ」を取り入れたと次のように説明している。

「僕としては僕たちが生み出したものをみんなに聴いてもらうのがすごい楽しみでしようがないんだよ。はっきり言って、これが気に入らないなんてことはありえないと思うんだよ。僕たちが作り上げたものは相当すごいものになっていると思うんだよね」

「実際、すごいことなんだよね、というのもレディー・ガガは、レディー・ガガはであるからこそ、誰も満足させる必要もないからなんだ。今回の音楽に対してのアプローチをどうするかにあたってレディー・ガガからまずアイディアとして提案されたのは、100パーセントなんでもありでやるということで、クレイジー過ぎることはないということだったんだね。とんでもないものができたら、とんでもないままにしておくべきだということだね。やりたいようにやればいいだけの話で、ラジオに合わせるために3分半の曲を無理して作る必要はないということだったんだ」

さらに新作のサウンドの方向性についてはゼッドは次のように語っている。
「僕たちとしてはEDMアルバムを作ろうとしたわけじゃないんだけど、かといって、EDMアルバムじゃないものを作ろうとしたわけでもないんだ。僕としては普段自分がやっていることの範疇からは外れるものはかなりやったと思うよ。たとえば、ある曲についてはレディー・ガガからある感情について10語程度の説明があって、そこからぼくが音を作るっていう試みもやってみたし。相当に実験的なアプローチをいろいろ試みているんだよ」

『ARTPOP』が今年中のリリースが見込まれる一方で、トニー・ベネットはレディー・ガガと今月中にも一緒にジャズ・ヴォーカルのアルバムをレコーディングすることになるはずだと語っている。

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