レディオヘッドのトム・ヨークは、映画『007』シリーズの6代目ボンドとして有名なダニエル・クレイグのインタヴューを受けて、自身の仕事哲学やレディオヘッドの将来の予定などについて明らかにしている。『インタヴュー誌』に掲載されたこの取材でトムはレディオヘッドの今後の予定について次のように答えている。
「計画ねえ、僕も計画通りに動いていたらと神様にお願いしたいところだよ! 僕たちが唯一決めた計画は、今年1年は休みを取るということでエド(・オブライエン)がそれを望んだんだよ。エドはどこか別な場所に1年住んでスイッチを切りたいということだったんだ」
ダニエルがそこで「そうやってまともな人生を生きてみたいということなのかな」と訊くと、トムは「そんな感じのとこだと思うよ、うん。『たとえば、12か月もの間、どんなことにもコミットしてみないっていうのはどうかな?』っていう感じでね。僕としてはそれもまた面白い取り組みだと思うけど」と答えている。
さらにほかのレディオヘッドのメンバーの活動についてトムは次のように説明している。
「みんなそれぞれに自分なりにしこしこやってるよ。ジョニーはいつものように映画の仕事をやっててジョニーにはこれがすごく楽しいようなんだ。フィル(・セルウェイ)はアルバムを作ってるところだね。ぼくは全然止まらなくなっちゃってて。止まったところで、ぼくとしては『ちょっと数週間、こんなことやってみない?』って声をかけられるのが楽しみでしようないんだよ。ほんと僅か数日の仕事でも僕には最高なんだよ。というのも、そういうことがないとさ、目の前に書きかけのコード進行やアイディアや歌詞が山積みになってるからなんだ。すべての作業がクソになっても、僕には他にもそういうことがあるから、僕はいつも刺激を受けていられる状態なんだよ」
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