ロストプロフェッツのイアン・ワトキンスの義父、家族の失意を語る


元ロストプロフェッツのイアン・ワトキンスの義父は、これからもイアンを支え続けるとしていて、いつかイアンの心が矯正されることを願っていると語っている。

イアンは12月18日にカーディフ刑事裁判所で複数の児童性虐待容疑を問われた裁判で、禁固刑29年にさらに6年が加えられた計35年の刑に処せられることが言い渡されている。

バプテスト派の牧師でもあるイアンの義父ジョン・デイヴィスは『ザ・デイリー・メール』紙の取材にイアンへの怒りを次のように語っている。
「独房の中で喜んで1時間くらいは殴り続けられそうなくらいだよ。それと同様に言ってやりたいこともいろいろあるね。この犯罪はおぞましいものだから。世の中でも最も凶悪な犯罪だから。わたしたちは完膚なきまでに打ちのめされてしまっているんです」

また、イアンの母親である妻と法廷を傍聴しなかった理由をデイヴィスは次のように説明している。
「わたしたちは行かないことにしたんです。エレンとわたしにとってはあまりにも負担が大きすぎたので。イアンは母親との絆がとても深いんですね。とても深い絆なんですよ。今度の事件に巻き込まれて傷ついた人たちについては誰であろうとその人のことを考えればわたしの胸は痛みます。そして時間が経てば、意外なところにも傷ついた人がいたことがわかってくると思います」

さらにイアンの将来については次のように語っている。

「警察はイアンについてどんな人間でも平気で殺せるような人間だと言っていて、なんでそんな人間を今更支えようとするんだとわたしに言うんです。『それは彼がわたしの義理の息子だからです。それによって、壊れた家庭になんかしらの癒しを見出す機会になるかもしれないからです』とわたしはそれに答えました」

裁判で判事はイアンが女性2名と子供たちに取り返しのつかない犠牲を要求したとし、イアンと女性2名らは前代未聞の堕落の深淵へと落ち込んだと述べ、今回の事件はそのあまりの過激さゆえに「まったく新しい領域をもうけてしまった」と語った。さらに「事件の証拠を見たり聞いたりした人はまともな人なら誰でもショック、嫌悪感、怒りと信じがたさに襲われることでしょう」と判事は法廷に告げた。

イアンの実父はイアンの幼少の頃に他界していて、イアンはデイヴィスの自宅で育ったという。

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