攻撃的で、それでいてロックをやることの喜びに溢れた、実にカッコいいステージだった。1曲目“サイナラ”に始まって“とどめをハデにくれ”“生きのばし”“ノロマが走っていく”と、勢いのある曲を並べたアッパーなセットリストに乗って、もはや以心伝心の3ピースがドカドカと演奏を盛り上げる。やる気のなさ、人生への後ろ向きなスタンスをありのままに歌ってきたのがピーズの持ち味だけど、その上でやっぱり前向きに歩き出すためのエネルギーが、まさにこれなのだ。それはもちろんメッセージとしてお客さんにも伝わって、フロアにパーッと笑顔と熱気が広がっていく。「今年はいいことばっかりだった」というはる(B&Vo)の嬉しそうなMCが、何よりも今日のライヴの素晴らしさを象徴していた。(松村耕太朗)
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