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昨年冬、06年夏と続き登場してくれた、つばき。オープニング“昨日の風”で一気に会場をつばきの世界に誘い、サビに合わせて左右に揺れるオーディエンスの手の動きがまるで風に揺れる花のように、この場にいることの幸福な一体感を感じさせる。「アッパーでハッピーな新曲を書いてみました」というMCとともに披露された新曲は、さなぎと蝶をモチーフにした、やわらかだが力強さを感じさせる楽曲。繊細な歌心を、激しくエキセントリックなサウンドで、しかもポップに描きあげるつばきの王道ともいえるナンバーだ。07年の彼らへの期待が否が応にも高まってくる。さらに、一色徳保(VO&G)の「今、ふと思った。俺、カッコいいー! でもたぶんお前らのほうがカッコイイー!!」というMCとともに“飽和状態”で幅広い音楽性をたっぷり堪能させる。最後にはおなじみのナンバー“瞬き”で再び4人は、鮮やで凛としたつばきの色、一色に会場を染め上げた。(井上貴子)