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当フェスには久々の登場のAIR。というか、ライヴ自体久しぶり。本人もMCで「ものすごく久しぶりのライヴなので、楽しみにしてました」って言っていたけど、言われてみれば最近はプロデュース業にも進出していたりするし(28日に出演してくれたNico Touches the Wallsとか)、AIRになってから既に11年、前のユニットとその前のバンドまで含めるとデビューしてから18年ぐらい経っているわけで、今はある意味、プロ野球で言うプレイング・マネージャーみたいなことになっているのかも。と思ったが。失礼しました。あたりまえに現役だし、当然のように本気で勝ちにきた、この人は。
ド頭からいきなりオーディエンス、大いにどよめく。1曲目は96年のデビュー・ミニ・アルバムに入っていた初期の超代表曲 “24 Years Old”、続いてはなんと“Today”。どよめくよそりゃ。この2連発でオーディエンスをがっちりつかんだところで、椅子に座り、スチール・ギターみたいにギターを膝の上に置いて弾きながら“Walk This Way”へ。続いて座ったまま、今年2月にリリースした最新アルバムのタイトル・チューン“The New Day Rising”で一気にテンポアップ、再びギターを手にして01年の名曲“Put Your Hands Up”。最後は最新曲2連発、“Surfriders”“Have Fun”で華麗にシメてくれた。余裕すら感じるライヴだった。あまり語られないけど、ここまでギターを「身体の一部のように弾く」人、本当に少ないと思う。(兵庫慎司)
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