メニュー


浜田省吾の“J-BOY”のSEが流れ、緑色のライトに染まったステージに5人のセクシー・ダンサーが登場。そして、黒い服でサングラスという扮装でミドリカワ書房も現れ、ギラギラしたエレクトリック・サウンドに合わせてユルユルとステップを踏み始めた。スタートした1曲目は“SAVA”。バンド・サウンドを基本とする彼にとっては飛び道具とも言えるナンバーでいきなり幕開けて、お客さん達は大喜び!

彼のステージは、それ以降も楽しいサービスを連発していった。お馴染みの「あらかじめ録音しておいたMC」は、ほんの序の口。“誰よりもあなたを”の終了後にはスペシャル・ゲストとしてなんと茂木淳一氏が登場。「半笑いのMC中ですがニュースです!」と、ミドリカワ書房のMCをいきなりさえぎる登場に、お客さんは大爆笑であった。

切ない父親の心を歌った“春よ来るな”、整形手術をテーマとした“顔”など、音楽に乗せて小説のようにストーリーを描きあげるミドリカワ書房の魅力も大いに冴えまくり、とにかく観処&聴き処を満載したステージ! 今回初めてライヴを観たお客さんもたくさんいたと思うが、すっかり彼の虜になってしまったことだろう(田中大)