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いつしか、フロアに汗臭い野郎どもが集結し始めた。ということは、locofrankの登場である! 暗転するなり大歓声とハンドクラップが巻き起こる。木下(Vo/B)が「アー・ユー・レディ!?」と思いっきり煽って1曲目がスタートすると、フロアに一気に火が点く。後方で手を挙げているオーディエンスも多い。彼らが、大きな会場でも隅々まで届けるパフォーマンスができるようになったことを実感し、ぐっときてしまう。……と思ったら笹原(Dr)のMCの第一声は「年末やのに……お前ら、暇やなぁ」といきなり毒!(笑)。しかしある意味、自然体のままで成長してきたということなのだと思う。森(G)も、頭を激しく振ってたかと思えば、コミカルに踊るような動きをしたりと、とにかく自由。だけど、楽曲のよさはちっともブレずに、むしろ倍増されて響いてくるのだ。木下の歌声も、天井の高い場所を生かしたように響き渡っている。そして、大きな会場では彼らが絶対に言うメッセージ「来年はライヴハウスで会いましょう!」を経て、ラストに突入。仕舞いには、森がミニーちゃんの帽子を被るという愉快なアクシデントまで! 余裕さえ感じるほどの貫禄を見せてくれた。あっぱれ、ロコ!(高橋美穂)