メニュー
COUNTDOWN JAPAN 12/13 クイックレポート


初日のCOSMO STAGEのトリを飾ってくれるのは、locofrank! 「拳を上げろ!心の限り叫べ!」という木下正行(B・Vo)の声で1曲目“START“が威勢よく鳴らされると、凄まじい歓声が聞こえてきた。ファスト&ラウドなサウンドを躍動感いっぱいに響かせる彼らのロックは実に頼もしく、オーディエンスたちも早速、心と体を大解放して楽しんでいる。続く“Mountain range”でもメロディアスなサビと、繰り広げられるキメのフレーズに、会場の熱気はぐんぐん上がる! 更に地鳴りのようなTatsuyaのドラムで“From eighteen”を駆け抜け、ちょっぴりメロウな一面をのぞかせる“Weakness and Traces”、タフな歌声が気高き闘志を感じさせる“across time”ではフロアからも勇ましい掛け声が上がった。

木下の「千葉のANGAというライヴハウスでこの後、無料ライヴをやるから、行き場の無い感情があるんやったら来てください」というアナウンスがあり(ちなみに12時から朝5時までレーベルの忘年会も兼ねて行われるそう)、明るい開放感いっぱいのサウンドで“CROSSOVER”。さらにみんなが楽しそうに飛び跳ねて踊るのが見えた“voyage”から“BE FULL”に続けば、3人の激しいプレイに負けじと拳を突き上げるオーディエンスたちの熱い気持ちが伝わってきた。

そしてアンコールでは木下が「隣の知らん奴と手ぇ繋いでくれ、それが音楽に出来る力やねん! 最後の最後まで笑って帰ろう!」と呼びかけ、“ONE”を。笑って、踊って、歌って、繋がり合う、たくさんのオーディエンスの姿が見えた。こんな光景こそが木下、Tatsuya、森勇介(G・Vo)と、locofrankの3人が15年間、積み上げてきたかけがえのないものなのだ。実にエネルギッシュなフィナーレだった。(上野三樹)