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COUNTDOWN JAPAN 12/13 クイックレポート


RIP SLYMEのILMARIがヴォーカルを務めるバンド、The Beatmoss。先月リリースしたデビューアルバム『The Beatmoss Vol.1』を引っ提げて、CDJに初登場! まずはKOSEN(Gt)、YAS(B)、SOHNOSUKE(Dr)がオン・ステージ。そして、SOHNOSUKEがビートを刻みだすと、ILMARIが両手を挙げながら現れ、「COUNTDOWN JAPAN初めまして、盛り上がって行きましょう!」と挨拶。RIP SLYMEとしては何度も大舞台に上がっているのに、The Beatmossではあくまで新人バンドというスタンスが、清々しい。しかし、そこからはじまった“Break Down”は、新人には生み出せないでしょ!?と突っ込みを入れたくなる、各々のポテンシャルが発揮されたハイブリッドなナンバーだった。続く“Stranger”では、ギターを弾きながら歌うILMARIの姿が新鮮だったけれど! MCでは、ILMARIが「デビューしてから初めてのフェスなんですけど、こんなにたくさんの人が見てくれて嬉しいです」と言いつつ「The Beatmossって何ですか?って話ですよね」と、メンバー紹介。

そして、早くも1月にリリースされるアルバム『The Beatmoss Vol.2』から、“SUPERSTAR”を披露。歌はメロディアス、ビートはダンサブル。その心地よさに、フロアも揺れる。さらに空気をほぐすように、ILMARIは「イェイ!」と盛り上げながら、“Flippin'Out”へ。ギターを筆頭に、全ての楽器がメロディを奏でて、歌と共にタペストリーを編み上げているようだ。その技巧から覗く、青春感あるメロディが心をくすぐる。

ラストは、ILMARIがギターを置いてはじまった“Laughter”。クセになるリフから、爆発力のあるサビへ。その気持ちよさに、たくさんの手が挙がる。はじまったばかりの物語の1ページを共に描いたような、プレシャスな時間だった。(高橋美穂)