引き続き温度の高いGALAXY STAGE。ネクスト・アクトはBIGMAMA! 拍手と歓声に包まれて登場した金井政人(Vo・G)は、「会いたかったよ、COUNTDOWN JAPAN!」と甘い第一声。流石は王子! そして、アコギを奏でつつ“until the blouse is buttoned up”を歌い出す。フェスで、こんなに穏やかなオープニングを飾れるのも、今だからだろう。さらに「みんなの声が聴きたいなあ」と言い、いきなりホールいっぱいにシンガロングを響かせる。2曲目は、ガラッと空気を変えて、ヘヴィな“荒狂曲"シンセカイ"“。柿沼広也(G・Vo)が手を叩き、東出真緒(Violin)が弓を掲げ、フロアとの距離をどんどん縮めていく。眩しい光とシンガロングが溶け合ったところで”Mr. & Mrs. Balloon feat. GEROCK“に突入。まさに祝祭と言うに相応しい光景! 金井も、そんなフロアを見つめて「この時間、このステージを選んでくれて、ありがとうございます。感謝の気持ちを込めて、2012年のベストライヴをして帰ります!」と逞しく宣言し、パーティチューン“Zoo at 2 a.m.”へ。ひとしきりフロアを踊らせた後、さらに「一つだけお願いがあります。右手を上に。指を鳴らそう!」と呼び掛け、「みなさん、BIGMAMAのメンバーって言っていいですか?」と笑顔。そのまま、メンバー全員で“俯瞰show”の演奏をスタートしたのだ。バンドとの繋がりがGALAXY STAGE全体に広がっていく。次も「今日が誕生日の人いるかな? 今日はあなたのために歌います」と、バースデイ・ソング“Jeffrey Campbellのスケートシューズで”をあたたかく届けていた。そして“秘密”、“Cinderella ~計算高いシンデレラ~”と、最後まで駆け抜けた。金井は「(この場所を)毎年ご褒美だと思っていて」と言いながら、「でも、もっとでかいところがあるでしょ。2013年、いい曲書いて、いいライヴやって、あっちに行って見せます!」と言い切っていたけれど、ぜひそれを叶えて欲しい。そう思わずにいられない、成長が感じられるライヴだった。(高橋美穂)
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