“Love Song”の純度100％美メロとストレートなサウンドが、EARTH STAGEを歓喜で染め上げる！ そして、“あなたに”で高らかに沸き上がるフロア一丸の大合唱！ 「本当に大切なもの」だけを3ピースのソリッドなバンド・アンサンブルと雄大なメロディに乗っけてかっ飛ばすようなMONGOL800のサウンドが、オーディエンスのハートを真っ直ぐ照射してみせる。“face to face”まで立て続けに鳴らした時点で、会場はすでに濃密な多幸感でいっぱいに満たされている。来るべき2013年へ向けてEARTH STAGE丸ごと音で鼓舞し抱き締めていくような“Don't Worry be Happy”。《ほら あなたにとって大事な人ほど すぐそばにいるの》の割れんばかりのシンガロングが胸を震わせた“小さな恋のうた”。今ここで3人の音に身を委ね、その歌を共有し合っていることの充実感が、観客1人1人の表情からあふれている。
「COUNTDOWN JAPAN 10周年おめでとうございます。これだけ多くの人がここで新年迎えてるってことやな。いいじゃんいいじゃん、楽しいことやって年越せるのはな！」と上江洌清作。「おかげさまでモンパチさん、来年結成15周年を迎えることができます！ あっという間でございますよ」の言葉に、熱い拍手が沸き上がる。「ちょいと新しい曲をやってもいいですか？」と爽快な8ビート・ナンバー“Rise & Shine”へ。そして、《神様お願いがあるのです 上手に騙して下さい／間違って解釈しちゃうでしょ》と辛辣な言葉を強靭なサウンドとともに歌い放つ“神様”……1曲また1曲と、真摯に人間の核心に迫っていく3人。さらに《死ぬ気で生きる者の目を見て逸らすな》という“タユタウタ”で、身体も心も震えるような鮮烈なヴァイブでEARTH STAGEを包み込んでみせる。
「COUNTDOWN JAPAN、まだまだ楽しんで！ 宴じゃ宴じゃ！ パーティーじゃい！」という清作のコールとともに鳴り響いたラスト・ナンバーはもちろん“PARTY”！ 躍動感のカタマリのようなビートに合わせて、熱気混じりのオーディエンスのシルエットがでっかく揺れていく。虚飾なき王道を進むモンパチそのもののような、逞しく頼もしいアクトだった。（高橋智樹）
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