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COUNTDOWN JAPAN 12/13 クイックレポート


鮮やかに景色を塗り替えるような、“トキドキセカイ”の瑞々しい旋律! 満場のオーディエンスを丸ごと「その先」へと導いていく“2次元銀河”のフレッシュな疾走感! そう、終盤戦を迎えた初日MOON STAGEで冒頭から魅力全開のステージを繰り広げるのは、ライブハウスツアーなどで実り多き一年を駆け抜けたWEAVERの3人だ。ベン・フォールズさながらに、立ったままダイナミックにピアノを弾き歌う杉本、6弦ベースで自在なグルーヴを生み出す奥野、そして快活かつ抜群の安定感を誇る河邉のドラムが一体となって立ち上がる音像は、エレガントでありながらどこまでもエモーショナルで、まばゆいばかりの光を放って観る者を包み込む。風通しのいい、ポジティブなパワーに満ちたサウンドが何しろ爽快だ。

「みなさん楽しんでますか? 僕たち4年連続出演ということで、ありがとうございます!」(杉本)と丁寧に感謝を伝える一方で、この後EARTH STAGEに出演する木村カエラにかけて“Butterfly”を即興でプレイする茶目っ気も見せつつ、「ピアノ・ロックの最高の曲ができたので、聴いてください!」(杉本)と、来年1月16日にリリースするニュー・アルバム『Handmade』から“Shall we dance”もいち早く披露! 文字どおり踊り出さずにはいられないような躍動感に満ちたビートがみるみるオーディエンスを巻き込み、河邉の3カウントから“管制塔”へと繋げば一体感はもう最高潮。「また会いましょう! 今日は本当にありがとうございました!」(杉本)と告げて、最後はしっとりと、しかし万感の想いを込めて“僕らの永遠 ~何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから~”を熱演。全てを出し切って深々と一礼するメンバーを称えるように、場内はしばし盛大な拍手に沸き立ったのだった。(奥村明裕)