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 いよいよ4日間がスタート。このフェスは、一昨年までは12月29・30・31日の3日間、昨年は29・30・31・日・1月1日の4日間だったので、12月28日に開催するのは5年目にして初めて。みんなの力でこの新しいトライを大成功に導きましょう! というロッキング・オン・ジャパン編集部兵庫(って俺だ)の前説の後、GALAXY STAGE4日間のトップを切ってくれたのはlocofrank。

もうとばすとばす、アタマから。速い、激しい、ラウド、そしてコンパクトでポップ──と、メロディック・パンクの各要素をギュッと固めたみたいな最高のライヴをいつもやってくれるバンドだけど、それはこのフェスに限らずいつどこで観てもまず間違いなくそうだけど、こういう普段あんまりやらない大きな会場だと改めて強く実感するのが、木下正行(b&vo)の歌のよさと強さ。フロアの後ろの方に立って観ていると、朗々とどこまでもどこまでも、声が上空を飛んでいくのが目に見えるみたいな気持ちになる。

MCで木下が、ここに集まったオーディエンスへの感謝と共に、ライヴを生で体験することの価値や、生じゃないとわからないことがあるということを述べた末に、「めんどくさいことでも、やってみないと自分のためになんない。この1年やってきて、それを実感してます」と言ったのが、とても印象的だった。40分足らず、本当にあっという間のステージだった。(兵庫慎司)