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カウントダウンを終えてもまーだまだ熱気さめやらぬここGALAXY STAGEに現れたのはブレーキ壊れた3ピース・パンク=locofrank! しょっぱなからスピード違反ものの爆音ナンバーを畳み掛けた後、タイトででっかいグルーヴをもつ“voyage”でGALAXYのフロアの空気を完全掌握。昨年のCDJ出演時(1日目)よりも、サウンドのスケールがひと回りもふた回りも大きくなっている。「ノストラダムス、だっけ? あの予言からもう6年ですよ。そしてlocofrank結成してもう8年ですよ!」というMC に巻き起こる熱い声援! ノーガードのまま死に物狂いで前のめるような、シリアスでパワフルで、なおかつポップですらある怒涛のアクト。最後は2006年の始まり、そしてlocofrank自身の決意表明でもあるかのようなアンセム――“START”! 新年をあっという間に駆け抜けた爽快なステージ。




続いてはCDJ3年連続出場、僕らのロック郷愁配達人=LOST IN TIME! 「新しい年が、みんなにとって輝けるものであるように歌います」という海北のMCに導かれての1曲目は“ヒカリ”! 手の届かないものへ必死に手を伸ばすような、そんな悲しくも切実なLOST IN TIMEの曲。抑えた涙のような海北のヴィブラートのかかった声は、いつだって僕らを狂おしいほどに人恋しい気持ちにさせる。“証し”の力強いアンサンブルが、幕張メッセと僕らを揺さぶっていく。もうすぐ明ける夜への別れの抱擁のような“4:53am”。「前向きか後ろ向きかなんて、どうでもよくて。始めてみて、振り返るのが、大切なんだと思います」と珠玉のナンバー“昨日の事”。そして「この場も日常なんです。僕らの歌も、あなたの日常の一部になればいいと思います」とラスト“羽化”でがっしりと僕らの温度を受け止めてみせた。最高だ。そして――GALAXYは残り2アクト!(高橋智樹)