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3日間続いてきたCOUNTDOWN JAPAN 05/06、GALAXY STAGEもいよいよあと2組を残すのみとなった。ちょっとそんな寂しさが覗き始めた時には、彼らの歌が聴きたくなる。そう、太陽をいっぱい浴びたぶっとい大木のようなJackson vineの、折れも曲がりもしない陽性ロック・ソングだ。のっけから新曲を畳み掛ける展開ながら、心地好いリズムで聴いてるこっちの体を揺らしながら、いつしかポップの高みへ僕らを連れて行ってくれる。「今日は雨らしいぞ!」というVo・グローバー義和のMCに導かれて“外は雨”のスカ・グルーヴでゆったりまったりとスウィングする時間を演出した後は、「2006年はロックの年です! 一緒に旅に出ませんかあああっ!!」と、歌詞通り「ありったけの力」で、アンセム“朝焼けの旅路”を大絶叫!! 最後、忌野清志郎“デイドリームビリーバー”の朗々たるカヴァーに大歓声!! フェス終盤戦をみんなでほっくり噛み締めるような、そんなアクトだった。




そして。いよいよ最後の瞬間がやってきた。GALAXYの3日間を締め括るのは――DOPING PANDA! “Transient Happiness”から始まる焼け切れ寸前パンク3連打! そしてVo・Furukawaが「5! 4! 3! 2! 1! ハッピー・ニュー・イヤー!! カウントダウンやらせろー!!」とかました後は、思いっきり80sディスコ・モードの4つ打ちナンバー“Uncovered”! 「頭で考えちゃダメ! 体で感じなきゃ!」とFurukawaの言う通り、1曲1曲確実にフロアの温度を上げていく渾身のライヴ。「まったりとカウントダウンを締め括りたい人もいるかもしれないけど、ここにきたからにはそうはいかない!」とニュー・イヤー・コール&レスポンス。まだ終われない! 踊り尽くしたい!という想いをドーパンが正面からがっちり受け止めるように、“YA YA”“The Fire”“Hi-Fi”の爆裂ニューウェーヴ・ダンス・ナンバー3発!! アンコールではB・Houjouが書き初め(!)を披露。そして “Introgical(we in music)”“Candy House”“GAME”に湧き起こる満員のお客さんの声援の中、GALAXYはすべてのアクトを終了。

こうして熱い熱い真冬の3日間は幕を閉じました。みなさんのおかげでCDJ05/06は無事に終了することができました。ありがとうございました! そしてまた今年の夏、ROCK IN JAPAN FES. 2006@ひたちなかで会いましょう!(高橋智樹)