ミドリに続いて、またもカウントダウン・ジャパン初出場となるavengers in sci-fi(アヴェンジャーズ・イン・サイファイ)がMOON STAGEにお目見え。今年の11月にセカンド・アルバム『SCIENCE ROCK』をリリースし、その後はアジカンのツアーでサポートアクトをつとめたことでも話題となった、神奈川発の3人組である。メロディック・パンクを経由した音響系サウンドは、まさにダンスとロックのガチンコ勝負! 木幡太郎(G/Vo/Syn)と稲見喜彦(B/Vo/Syn)の2人がフロントで、エフェクターやシンセを駆使しながら獰猛なパフォーマンスを繰り広げれば、長谷川正法(D/Cho)のどっしりしたビートがフロアを揺さぶっていく。最後まで強靭かつダンサブルなサウンドで攻め続け、オーディエンスも最高の熱気とダンス&ジャンプでそれに応えた。新しい音楽を、特別な音楽を生み出したいというひたむきな気持ちが伝わってくるような、そしてそれをみんなに楽しんでもらいたいという気持ちが伝わってくるような真摯なステージ。彼らとカウントダウン・ジャパンの新しい出会いを祝福する、ピースフルな空気に満ちていた。(上野三樹)
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