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ASTRO ARENAという小宇宙を舞台に繰り広げられる、とてつもなくダイナミックで幻想的なスペース・ロック。avengers in sci-fiの3人が鳴らすコズミックで電撃的なバンドアンサンブルが、フロアいっぱいに集まったオーディエンスに圧倒的な熱量と悦楽をもたらす。鳴り止まない大歓声の中、1曲目に“Universe Universe”を披露すれば、オーディエンスの無数の手が上がり、壮絶な盛り上がりを呼んだ。「COUNTDOWN JAPAN! 幕張!」と木幡太郎(G/Vo/Syn)が叫び演奏した“Psycho Monday”では、歌詞を「幕張は、誰に恋してるの?」と変えて歌い、会場を大いに沸かせる。

今年6月に、結成11年目にして初のベストアルバム『Selected Ancient Works 2006-2013』をリリースしたavengers in sci-fi。続く“Homosapiens Experience”も、同アルバムに収録されたアヴェンズ最強のライヴ・アンセムだ。そのまばゆい閃光を放つロック・アンサンブルで、フロアにものすごい熱狂をまき散らしていく。強靭なベースラインを繰り出す稲見喜彦(B/Vo/Syn)と、マシンガンのようなビートを刻む長谷川正法(Dr/Cho)。木幡はギターを激しくかき鳴らしながら、モニタースピーカーに飛び乗ってオーディエンスを煽りまくる。

「新曲やります!」と披露されたナンバーは、木幡のエフェクトされたヴォーカルが印象的なダンスロックチューン。曲に合わせてオーディエンスは手を大きく振り、フロアに熱い一体感が広がっていく。“Sonic Fireworks”では木幡もステージ上で踊りまくり、フロアの熱狂をけん引する。「歌おうぜ!」と稲見が煽れば、フロアは踊りまくりの歌いまくりだ。ステージ後ろの巨大なスクリーンには花火が描き出され、ASTRO ARENAがアヴェンズの宇宙にどっぷりと飲み込まれていった。

ラストは圧巻のコズミック・ロックを繰り広げた“Yang 2”。オーディエンスは大きなハンドクラップで応え、無限の広がりを持つアヴェンズのロックを祝福する。ライヴ・アンセムを連発し、ハイブリッドなバンドアンサンブルでフロアの興奮と狂騒を勝ち取った、無敵のロックアクトだった。(大山貴弘)





この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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公式スマートフォンアプリ登場 COUNTDOWN JAPAN 13/14

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