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時刻は午後11時45分――刻一刻と“その時”が迫るなか、COSMO STAGEは2013年最後のアクトを迎える。8人のビッグバンド編成で登場したceroは、スネアのマーチングリズムが心よいアンサンブルを導いて“マウンテン・マウンテン”へ。フォークとゴスペルとチェンバーポップが手を取り合って歌い踊るような珠玉のナンバーが、みるみる場内を多幸感で染め上げていく。「大切な日の、しかも年またぎのいちばん重要な時間を俺たちのために使ってくれて、ありがとうございます!」と集まったオーディエンスに感謝を届ける高城晶平(Vo)。なんでもメンバーは朝10時に会場入りしたそうで、「ゲームしたわ、卓球したわ、IKEA行ったわ、海行ったわで、もう言うことないです。IKEA最高!」とのこと(笑)。続いての楽曲で、ひとしきりフロアを揺らせたのち、「もう結構キテますよ?」と迫りくる時間にいささかテンパりながらも「来年の抱負は?」(高城)とメンバーに水を向けると「アルバムを出したいと思います!」と荒内佑(Key)が力強く宣言。橋本翼(G)は「TOKIOとツーマンしたい!」と壮大な夢を語って(笑)、レーベル・カクバリズムの角張社長と片想いを呼び込んだのち、「10! 9! 8! 7!……」とみんなでカウントダウン。そして、カウント・ゼロと同時に銀テープが盛大に弾け、天井からは色とりどりの風船が舞い降りてハッピーニューイヤー! 2014年最初の音楽が祝祭感たっぷりに鳴り響けば、オーディエンスは風船をぽんぽんさせながら、喜びを爆発させるように飛び上がる。

終盤には「新曲をお聴きいただきたいと思います」と12月18日にリリースされたばかりの新曲“Yellow Magus”も披露。スライ&ザ・ファミリー・ストーンばりのファンクな展開も織り込んで、堂々たるアンサンブルで大曲を響き渡らせる。「ぜひ一緒に歌いましょう!」と鳴らされた“(I found it) Back Beard”ではコーラス隊を呼び込んで再び大合唱。「2013年ありがとう!ってことで、3に纏わる“さん!”って曲をやりたいと思います」と盛大にラストナンバーを届けてライヴは大団円。「また会いましょう! あけましておめでとう!」と最後に讃え合うバンドとオーディエンスは、まるで旧知の親友のようだった。(奥村明裕)




この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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