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ASTRO ARENAの最後を締めるのはDJ片平実(Getting Better)。年が明けた祝祭感はあれど、フェスは終わりに近づいている。どことなく、日曜日の夜にも似たセンチメンタルな空気も滲みはじめた会場を、今一度シャイニーなビートで照らしていく。「あけましておめでとうございます。とっととはじめちゃっていいですか?」。そう言って、自身のプロジェクトgarasによるオリジナル曲“Days”からスタート。「踊ろうぜ、マクハリ!」と、メロウなピアノ・イントロから心地好く走り出すビートとともに世界が開けていく[Champagne]“Run Away”へ。歓声が大きくなって、観客たちは大きく手を広げて思い思いのステップを踏み、笑顔がフロア中に満ちていく。

眠たげに眼をこすっているキッズには、RADWIMPS“05410-(ん)”を、プレゼント。「起きた? あけまして、おめでとう!」。中盤は、ラウドな曲へ。ONE OK ROCK“キミシダイ列車”、10-FEET“その向こうへ”と繋いで行く。新しい年を迎えた今、抜群の選曲にグッとくる。いつのまにか会場はたくさんの人が集まっていて、「オイ! オイ! オイ!」とコールし、シンガロングし、腕を高く突き上げていく。みんな、むちゃくちゃ元気だ。 「残り30分全力でいきましょう」と、Dragon Ash“Fantasista”をスピン、フロアはありったけの声での大合唱となった。最高の爆発感のまま、Pay money To my Pain“Butterfly soars”、SiM“Blah Blah Blah”とエクストリームな曲の連打で興奮のるつぼと化していくASTRO ARENA。

「朝まで楽しかったです、ほんとありがとう。DJブースがなくなったらさ、DJ文化が、ロックがなくなったらどう思います? イヤだったらさ、みんなの力で一緒に変えていきましょう」。そして、「ロックを愛してます、みんな愛してます」と続け、the telephones“Love&DISCO”にその願いを託す片平。なにがあってもこうして音楽で踊り続けていく、その思いにフロアから大きな拍手がわきおこった。4日間を締めくくる、最高の瞬間だ。(吉羽さおり)





この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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