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COUNTDOWN JAPAN 13/14 公式サイト
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他のアーティストの曲も演奏するサービス満点のサウンド・チェックを展開して、観客を沸かせていたアルカラ。そのままステージにとどまり、開始時間を観客と一緒にカウントダウン。「今晩はマキシマム ザ ホルモンです!」と稲村太佑が呼びかけて雪崩れ込んだ1曲目は“踊れやフリーダ”。猛烈な勢いで手拍子をする人々だらけのフロアは、まるで飢えたピラニアがたくさん生息するアマゾン川のよう。とにかく皆のギラギラしたテンションが半端ではない。2曲目“チクショー”に突入した頃には、ステージ上のメンバーたちは勿論、観客もすっかりビショビショの汗まみれとなっていた。

人々が勢いよく腕を振り上げながら踊りまくった“おうさまと機関車”。哀愁感たっぷりのメロディが狂おしく響き渡った“不完全なキミ”。2曲をさらに聴かせた後、MCタイムへ。「2013年は素敵な1年になりました。3月に六本木で生まれて初めて職務質問を受けました。夏は夏バテをして胃と肝臓を悪くして、オカンに電話したんですけど『胃と肝臓を悪くしたらいかんぞ』と(念のために注釈を入れると……『胃と肝臓』が『いかんぞ』に掛かっている)。秋はアルバムを出してツアーを回ったんですけど、初日にオカンが『ケーキを買っていこうかな。ケーキづけになるだろ?』と。オカンは来年64歳。64歳だけにムシして頂ければと」、バンドマンにしておくのがもったいない気もするくらい巧みな話術を発揮した稲村。観客の間から和やかな笑い声が起こったが、そんなアットホームなムードも束の間、“キャッチーを科学する”がスタートすると、狂おしく高鳴るメロディに刺激されて、誰も彼もが夢中になってダンス。そして、ラストに披露された“半径30cmの中を知らない”で、さらに圧倒的な盛り上がりが生まれた。「どうもありがとうございました! マキシマム ザ ホルモンでした!」という言葉を残し、ステージを後にしたメンバーたちを、すさまじい歓声と拍手が見送っていた。(田中大)





この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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公式スマートフォンアプリ登場 COUNTDOWN JAPAN 13/14

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