最近のSUPER BEAVERのサプライズは予想の斜め上行き過ぎているが、それもこれも20周年イヤーを通して多くの人を楽しませたい4人と、4人がこれまでたくさんの人をファンにして、愛されてきた絆があってこそだ。
発表に持っていかれてしまったが、ライブはもちろん最高!
アコースティックアルバムのリリースや、“主人公”を始め、新曲での新たな挑戦によって広がった音楽の幅、深度を縦横無尽に行き来するようなステージングは、この1年の活動がいかに濃厚だったかを物語っていた。
『燦然 / 生きがい』のインタビューで柳沢が「今まではカチコチであるものを貫くのが、折れないってことだと思ってたけど、しなるだけの余裕と柔らかさを持ち合わせたほうが、大人として素敵」と答えてくれたが、その意識は曲作りだけでなく、4人のパフォーマンスにも出ているように思う。柔と硬を縦横無尽に行き来するギター、ベース、ドラム、ピアノに合わせて、身を委ねて踊ったり、時にその音を尖らせるように、心の内を語るように表現する渋谷。感情豊かになった表現は、より多くの人が主人公にしてくれる。だから、ライブハウスで見るように熱は高いままなのに、「今が最高」という肯定感・達成感をより強く感じるのだ。
20年経ってもまだまだ成長期(上杉は1歳に生まれ変わったようだし)のSUPER BEAVER、限界知らず。
まだまだ面白くなる予感しかしない!(大橋麻里奈)
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