本日のASTRO ARENAのトップを飾った神啓文(FREE THROW)が、トリに再登場。フロアからのリクエストに応えYOUR SONG IS GOODの“B.A.N.D.”からスタートすれば、The Brian Setzer Orchestraから東京スカパラダイスオーケストラ、THE BAWDIESへと繋ぎ、フロアを沸騰させる。「最後まで楽しんでいって〜」と呼びかけると、洋邦入り混じるセットリストで、ASTRO ARENAに驚きと歓喜を生んでいく。
中盤、tofubeatsからDaft Punk、くるりへという怒涛の展開でフロアを盛りあげると、チャットモンチー“シャングリラ”、ASIAN KUNG-FU GENERATION“君という花”、クリープハイプ“オレンジ”、ストレイテナー“TENDER”と、鉄板のロック・アンセムで爆発的な盛り上がりを呼ぶ。フロアの至る場所で歓声が上がり、笑顔が弾ける。ASTRO ARENAのパーティムードは最高潮。フロアを狂喜乱舞させる神啓文もさすがだが、疲れも見せずに思い切り飛び跳ねているオーディエンスもさすがだ。
「俺、都内でDJを毎週やってるの。100人や200人ぐらいで。あのさ、この場だけで、こんな楽しいことを収めちゃいけないと思ってるんですよ。良かったら、気が向いたらで良いんだけど……って言ってるから誰も来ないんだな? お前ら、週末、クラブとかライヴハウスに遊びに来いよ! 僕がDJやってるGetting BetterやFREE THROWだけに来てとは言いません。いろんな人がいろんなパーティやってるから、足を運んでください!」と神が呼びかけると、オーディエンスからは大歓声が上がる。「あと10分しかないけど、お前ら全力で踊れよ!」とBUMP OF CHICKENに、KANA-BOON、マキシマム ザ ホルモン、avengers in sci-fiと邦楽ロックの主砲を並べると、ASTRO ARENAは完全にライヴハウスのような狂騒に。
「一個、言い忘れたんだけど、DJやってる奴ら、がんばれよ! 俺らと一緒にがんばろうな。それで近いうち、誘ってください。DJパーティ、DJイベントをよろしくお願いします。神啓文でした。ありがとう!」と最後に語ると、オーディエンスからはあたたかい拍手と歓声が送られた。DJの意地とプライドでフロアをどこまでも熱くする、最高のパーティだった!(大山貴弘)
この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。