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2025年、全国で12万人を動員したアリーナツアー「名巧は愚なるが如し」で、時代を飛び越えたコンセプチュアルなステージを大成功に収めたずとまよ。どんどんスケールを増していく中、3月にリリースされる4thフルアルバム『形藻土』で、次はどんな世界に連れていってくれるのか。その鍵となるのが、先行配信曲“メディアノーチェ”だ。軽快なギターロックで始まりつつ、語りやゴシックに展開するパートで美しくも不穏な影がよぎるドラマチックな一曲。タイトルはスペイン語で「真夜中」を意味する言葉だが、《都合いい存在が なんだかんだ大人気じゃん》《嘘でも本音かのように/騙し合いのバトル》というフレーズから「メディア」を皮肉っているようにも読める。レトロゲーム風のミュージックビデオでゾンビが登場するストーリーが描かれているのは、次のツアー「坐・ZOMBIE CRAB LABO」の布石なのだろう。ちりばめられたヒントを繋いで考察しながら、ずとまよの次なる物語の始まりを待とう。(後藤寛子)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年4月号より)
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