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かやゆーの人生が詰まったアルバム『理屈で話す君と、感情論の僕』に続くのは、なんとアニメ『百鬼夜行抄』の主題歌だ。幻想的かつ妖しさの香る物語の世界観を、御伽草子の始まりを彷彿させるイントロや浮遊感あるサウンドで表現。和楽器も器用に取り入れ、タイアップたる佇まいと音楽性の深化を描き出した。もちろん、かやゆー節だって欠けちゃいない。《あなたのためなら/何でもするって言ってるじゃんか》の押しつけがましさ、《優しさだけじゃ幸せにできない》の諦念。なんなら“stay with me”と“るっせぇ女”の間に入っていてもおかしくないよな、と考えるくらいには、生々しくヤングスキニー然としている。それでいて、楽曲に一貫して漂う虚無感よ。メロディラインに派手な変化がない分、単調になってしまってもおかしくないところ、実感の乗った歌唱で、しっかりと聴かせてしまうのだ。さすが音楽を選んだ令和のプレイボーイ。武道館ライブも越え、アーティストとして益々魅力的になっておられる。(坂井彩花)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年7月号より)
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