表現の本質=「孤独」に堂々向き合っている

Rol3ert『Kodoku』
Rol3ert Kodoku
昨年1月に活動を本格化させてから約1年半。Rol3ertはコンスタントにリリースやライブを重ねながら、彼自身のアーティストとしての輪郭をはっきりと見出し、その中で彼の表現はどんどんディープに進化してきた。そんな中でリリースされるのがこのEPである。表題曲“Kodoku”は彼にとって初めての日本語タイトル曲。新たなイメージを覗かせるノイジーなギターと重みのあるリズムの上で、Rol3ertは自身の内面を赤裸々に告白している。これまで以上に彼自身の姿が刻み込まれたこの楽曲は、Rol3ertの覚悟の表明だと思う。2曲目に収録されたREJAYとのコラボ曲“Aftertaste”も素晴らしい。ふたりとも従来のJ-POPとはまったく異なるルートでシーンの中に居場所を作ろうとしている、言葉通りの意味でオルタナティブなアーティストだが、その両者がお互いのユニークネスを認め、惹かれ合い、支え合っていることが伝わってくる。最後に収められた“Kodoku - acoustic piano version -”のピアノ弾き語りのむき出し感もたまらない。(小川智宏)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年7月号より)
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