2025年1月に“meaning”で本格始動してから、約1年半。JAPANの読者にはまだ馴染みのない方もいるかもしれませんが、フジロックやサマーソニックといった洋楽フェスへの出演、Instagramのフォロワーはすでに7万人を超えるなど、英語詞を携えながら、前例にとらわれない自由なステップで大きく世界へ踏み出そうとしているアーティストです。私も“meaning”のリリース時から大注目していて、ワンマンライブにも足を運んでいたのですが、ついに! 初取材が実現しました。
Rol3ertの楽曲には様々な音楽性が息づきながら、その奥には歌を通して描きたい明確な風景があるように感じる。それは、どこにも存在しないユートピアのようでもあり、懐かしい故郷のようでもある。そして、その心象風景の中には、心地よくもあたたかい「孤独」の風が吹いている──。
少し抽象的な言い方になってしまいましたが、そんな確信を持っていた中で届けられたのが6月24日リリースのEP『Kodoku』。今回はRol3ertが掲げる「孤独」をテーマに、これまでの楽曲から最新曲に至るまで、たっぷり話を聞きました。自身のバックグラウンドについての言葉に、なるほどと腑に落ちる瞬間が何度もありながら、柔らかい雰囲気の奥に立ち上る芯の強さにも触れたような取材でした。
撮影は、ロンドンから帰国したばかりのpiczoさんがフィルムで担当。「フィルムには、デジタルが整理してしまう光の揺らぎまで捉えられる」というpiczoさんの話にRol3ertが興味津々だったりと、撮影現場にはとても親密で穏やかな空気が流れていました。誌面から、そんな空気感にも触れてもらえたら嬉しいです。
そして、『Kodoku』にも収録される、リリースされたばかりの“Aftertaste feat. REJAY”。同い年のニセコ出身のSSW・REJAYと、さまざまなアーティストの楽曲を手がけるTaka Perryの才能が交差したこの曲も、本当に素晴らしいです。インタビューでは触れられなかったのですが、低音でじっくり燻されるようなビートと、アンニュイなボーカル、歌詞に滲む「満たされなさ」への不安が絶妙にマッチしていて、延々と聴き続けられる出色の出来栄え。ぜひこちらもチェックを!(畑雄介)
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