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“犬とバカ猫”の特大バズに続いて、なえなのの“ツンデレ feat.セカンドバッカー”でも話題の彼ら。SNSバズに目がいくかもしれないが、楽曲制作を担うこうへい(G・Vo)とバンドをコントロールするまさみ(Dr)のふたりが支持を集める理由は、気づくと心の淀みを流してくれるような、楽曲から滲む自然体な温かさにある。ポップな中にも哀愁薫るサウンドに、《ゴロゴロ》《ギチギチ》《ボロボロ》という擬態語や《情熱的本能的》という耳に残るワードで独特のフックを生み出し、こうへいの少年のような少し揺らぐ歌声で、かっこつけない「自分」を映し出す。そこに《取り繕わんでも/素敵な私はどこ?》《ねぇボコボコにしてやるバカ》と心の鬱憤をさらけ出したり、《小さな幸せこそ大切にするということ》と見落としがちな温もりを手渡すことで、心の靄が取れるような爽やかな気持ちにしてくれるのだ。一過性ではないバンドの力を改めて証明した今作は、彼らがさらに多くの人の心を掬い上げ、大きな景色へ向かっていく未来を確信させてくれた。(江口祐里)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年7月号より)
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