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GALAXY STAGE三番手はHEY-SMITH! サウンドチェックの段階からがんがんフロアを沸かせ、入場と同時にGALAXY STAGE満場のクラップを巻き起こしてみせた5人、開演早々から広大なフロアをメロディック・パンクとスカとスラッシュ・メタルとロックンロールの嵐の真っ只中へと叩き込んでみせる! “True Yourself”で轟々と巻き起こった♪ウォーオーオーオーのシンガロング! 猪狩秀平(G・Vo)/Mukky(Vo・B)/Task-n(Dr)のソリッドかつ鋭利に鍛え抜かれた反骨心そのもののようなサウンドが、縦横無尽にステージを跳ね回る満(Sax)/Iori(Tp)の多幸感あふれるブラス・サウンドと共に、聴いているこっちの頭と身体に真っ直ぐ飛び込んでくる。そして、「今日はお前のための日や! 他の誰でもない、お前のために遊んで帰ってや!」「今日はさ、いろんなジャンルの人が出てるから、好きとか嫌いとかあると思うけど、普段ドサ回りしてるライヴ・バンドがいちばん熱いことを証明しに来ました! できるかい、君たち? できますか? 難しいことは要らん! 俺たちは、君たちを踊らせに来たし、踊りに来ました!」という猪狩の熱い叫びが、オーディエンスの情熱に片っ端から火をつけていく。

“Jump!!”の熾烈なディストーション・サウンドとホーンの響きとともに高らかに響き渡ったコール&レスポンス。「今年アルバムをリリースして、47都道府県すべてのライブハウスを回りました! そのすべてのライブハウスでやった曲を、今からこのでっかいライブハウスでもやりたいと思います!」という猪狩の言葉とともにでっかく鳴り響いた“Journey”の晴れやかなメロディが、フロアを熱狂と祝祭感で満たしていく。「ようこそライブハウスへ! 紛れもなくここはライブハウスです!」とさらに猪狩が語る。「ここには、ここでしか味わえない空間がある。ライヴにはそれがある。俺らは、再生ボタン押したらピってスタートするわけやないねん。YouTubeで観てたライブハウスと全然違うやろ? 何でもかんでもダウンロードできる世の中でも、この空間はダウンロードできない! ダウンロードできるもんならしてみろ!」の闘争宣言から雪崩れ込んだのはもちろん、最新アルバム『Now Album』収録の“Download Me If You Can”! シリアスなメロディと爆音が、オーディエンスの歌声と一丸となって、巨大なエネルギーを生み出していく――圧倒的な爆発力に満ちた全10曲のアクトで、GALAXY STAGEを激震させてみせたHEY-SMITH。強烈なアンサンブルとシャウトのひとつひとつから燃え盛る闘志が滲む、珠玉の名演だった。(高橋智樹)





この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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