「COUNTDOWN JAPAN 13/14」2日目もいよいよ終幕の時が近づき……「COUNTDOWN JAPAN 11/12」では3日目MOON STAGEの最後を飾ったcoldrain、今回は2日目GALAXY STAGEのトリとしてオン・ステージ! 荘厳なSEに続いて“To Be Alive”の凄絶なアンサンブルが轟々と噴き上がり、満場のGALAXY STAGEをびりびりと震わせていく! 喉も身体も避けよとばかりの絶唱とデス・スクリームを放射していくMasato。巨大なホールを震撼させていくRxYxO&Katsumaのビート。ダイナミズムとエッジ感の高純度結晶のようなY.K.C&Sugiのギター・サウンド……灼熱のハードコアの地平が瞬く間にあたり一面を呑み込み、フロアをでっかく揺さぶっていく。さらに「踊れ幕張!」のMasatoのコールから、最新アルバム『THE REVELATION』収録曲“Time Bomb”のでっかいビートが暴れ回り、“No Escape”のソリッドなアンサンブルとドラマチックなメロディが、会場丸ごと熱い大ジャンプへと導いていく。1音1音クライマックスを更新していくような、圧巻の爆演だ。
「Are you ready? 手ぇ貸してくれ! Are you ready to jump!?」というMasatoの叫びに応えて、割れんばかりのクラップとハイ・ジャンプが巻き起こった“Behind The Curtain”。「まだまだいけるか! 後ろもいけるか!」と流れこんだ“Six Feet Under”のダイレクトな訴求力と爆発力――むせ返るような熱気に満ちたフロアを見回して、Masatoが語る。「ひとつだけ、言わしてください! 6~7年、coldrainっていうバンドをやってますけど……こんな景色見たことありません! 光栄です! ありがとうございます! 声が出なくなるまで歌って帰るんで。最後まで楽しんでいってください!」。抑えきれない歓声が、あたり一面から湧き上がる。「幕張、気分はどうですか? 気持ちいいですか? 楽しんでますか? お腹は空いてませんか? まだまだ、音楽で腹一杯になる力は残ってますか、幕張!」「ただただ、心の底から、腹の底からの声を、次の曲で出してくれ!」とオーディエンスの情熱を燃やしまくったところで、『THE REVELATION』の中でもひときわシリアスな“The War Is On”の絶唱で、満場のシンガロングを湧き上がらせていく。さらに「wake up!」「stand up!」の合唱に続いて、同じく『THE REVELATION』から“Voiceless”が炸裂! 「最大級に頭を振るやつの姿を、この3分間で見してくれ!」という絶叫に応えて、GALAXY STAGE一丸のヘッドバンギングが巻き起こった“Die Tomorrow”! レッドゾーン振り切れっ放しの狂騒感の中、「2013年に、この曲をやらなかったことはありません! この曲が、2013年の俺らです! 2014年につなげて、またやり続けられるように……また会いましょうよ!」というMasatoのメッセージとともにドロップされたのは“The Revelation”。ラウド・ロック/ハードコアの揺るぎなき闘争精神そのもののようなサウンドと、どこまでもエモーショナルに燃え盛る歌声が、高らかなクラップと響き合って……本編終了。
鳴り止まないアンコールの手拍子に応えて、5人が再び舞台に登場。「今日、ここに出て、最初の1曲目に入った瞬間、ここの全員の顔を見て、coldrainをやってきて最大級の感動を見してもらいました!」というMasatoの言葉に、惜しみない拍手喝采が広がる。「お前らの手見してくれ! お前らの声聞かしてくれ!」という渾身のシャウトとともに放った、この日の正真正銘のラスト・ナンバーは“Final Destination”! 圧巻の爆音とともに生まれた狂騒空間が、祝祭の1日の終わりを鮮烈に彩っていた。(高橋智樹)
この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。