残すところあと2組となった新年のGALAXY STAGEに登場するのはB-DASHの3人。「こんばんは、B-DASHで~す」というGONGON(Vo&G)による挨拶はいつも通り飄々としているものの、ARASE(Dr&Cho)による「あけましておめでとー!」のシャウトとともに“KIDS”に雪崩れ込めば、ジェット気流を巻き起こすようにフロアはヒートアップ。“ちょ”では熱烈なコールがフロアから巻き起こり、続く“嵐コンバイン”ではGONGONのギターカッティングが先導する風通しのいいサウンドがまた爽快だ。
「えー、今はもう夜中の3時だけど、起きてますか? 僕たちも起きてます! 1時くらいにちょっと寝たら元気になりました」とやはり飄々とGONGONが語りかけ、TANAMAN(B)とARASEが唸るようなヘヴィグルーヴを撃ち放てば、“忍者行進曲”、“野球”、“情熱たましい”と中盤は一気呵成に畳み掛ける。ストレートに快楽中枢を刺激するメロディック・パンクの粋が無条件にGALAXY STAGEを沸き立たせていくなか、「折角たくさん集まってるんで、ウェーヴでもやってみましょうか?」と唐突にGONGON。で、「せーの、ファイヤー!」の掛け声でオーディエンスが盛大にウェーヴ。「これはただならぬ光景ですね」と目をみはったGONGONは、続く“Water Pow”では軽快なラップを披露。「2013年の5月にアルバム出したんですけど、それが7年ぶりのアルバムだったんですね。CD出すのいいなあって思っちゃって、これから毎年出そうと思ってるので、よかったらチェキってみてください」(GONGON)という嬉しいMCを挟んだのち、「盛り上がって行くぜ!」とARASEが叫んで“炎”、でもって“Race Problem”と畳み掛けて客席一丸のコールとともにGALAXY STAGEは一面の笑顔とともに終了。こうなったらGONGONの言葉を真に受けて今から新作の到着を心待ちにしたいと思いますんで、2014年もよろしく!(奥村明裕)
この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。