「今年の流行語大賞をコール・アンド・レスポンスして彼らを迎えたいと思います――」と前説を務めた当フェス総合プロデューサー・渋谷陽一が呼びかけて、割れんばかりの「じぇじぇじぇ!!」がこだまして3日目EARTH STAGEが開幕! 今回で7年連続の「COUNTDOWN JAPAN」出演となるグループ魂を目撃すべく黒山のオーディエンスが待ち受けるなか、「こんばんは、“夜の進撃の巨人”・港カヲルです!」と、ひと足先に登場した港カヲル(46歳)が白目剥きながらド変態トークを繰り広げる(詳細は割愛……)。さすがにメンバーも見かねたのか、話の腰をへし折るようにオンステージ。そして、「I am a妻帯者! I am a愛妻家!」と破壊(Vo)が巻き舌を響かせて“嫁とロック”に雪崩込めば、EARTH一面に広がるハンドクラップ! 続く“半日消防署長”の軽快かつソリッドなビートがさらにフロアを揺らし、瞬く間に一体感は最高潮だ。
最初のMCタイムではキワッキワの時事ネタで爆笑を巻き起こすなか、女子高生のコスプレした港が乱入(てまん部のマネージャーらしいです・笑)。「みんなでてまん部に入りましょう!」(破壊)と呼びかけて世にも破廉恥なロックンロールをフロアに顔射。続く“職務質問”では破壊がマイケル・ジャクソンさながら股間を押さえてダンス。「イエイ! イエイ!」と“君にジュースを買ってあげる♥”では再び盛大なコール・アンド・レスポンスが湧き起こり、次の瞬間その「イエイ! イエイ!」は「ペニスJAPAN! ペニスJAPAN!」に変貌。上も下も完全にイカれちまったEARTH STAGEである(誰か止めて!笑)。
終盤、「さて、今年も残すところあと一日になりましたよね」と破壊がようやく真面目にMC。「今年はなんといっても、楽天優勝でしょう! あとドラマの……」と語ったところで「半立ち直樹!」「半勃起直樹!」「フル勃起直樹!」とガヤを入れまくるメンバー(笑)。まったくもって懲りないオッサンたちである。「フル勃起したらどうなる? そう、“カチカチ”です!」(破壊)と最後は一気呵成に最新配信限定シングル投下! 港は「朝イチで カチカチで 朝イチで スーパーひたち!」と世にも珍妙なラップを披露し、みんなの快楽中枢と社会通念をブチ抜いてフィニッシュ! で、「帰れバカ!」とメンバーを追い出して港がひと言――「次はクリープハイプ改め、森永クリープの登場です。はりきってどうぞ!」。お後がよろしいようで……。(奥村明裕)
この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。