深夜3時を過ぎてもCOSMO STAGEは熱い! ステージに登場するのはご存知白ポロ4人衆・MONOBRIGHT! 「おはようございます、MONOBRIGHTです! 眠れぬ夜を楽しんでるか、幕張!」の桃野陽介のコールから、♪えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、よいよいよいよい〜のコールで挨拶代わりにフロアを揺さぶったところで、最新アルバム『MONOBRIGHT three』から“空中YOU WAY”投下! 『MONOBRIGHT three』でメロディとアンサンブルの隅々にまで高純度のポップとロックをみなぎらせてみせた桃野陽介/松下省伍/出口博之/瀧谷翼の充実感が、COSMO STAGE一面の高揚感と開放感を生み出していく。ヒダカトオルとの2年間の「結婚生活」を経て、再び白ポロ姿を貫く彼ら。そのスタイルが最高のロック戦闘服に感じられるくらい、今の4人の音は力強く、揺るぎない。
さらに続けて“ムーンウォーク ”で満場のクラップを生み出した後、「実は我々、2013年でメンバーが全員30代になり、大人の階段を登りました!」と桃野。「みなさんの『眠い』という気持ちを置き去りにするパワーをいただいて、こうして演奏することができることは嬉しい限りです! でも……3時は眠い! しかも、カウントダウンも終わった余韻でしかない! 13/14と言っても『13』でもない。もう『14 JAPAN』です! 『14 JAPAN』にようこそ!」というネジの外れたテンションのMCまでもが、この熱狂空間ではどこまでも爽快に響く。“JOYJOYエクスペリエンス”でさらにがっつりオーディエンスを揺らしたところで、さらに『MONOBRIGHT three』から“トライアングリー”を放射! マイクスタンドをぶん回し、時にハンドマイクで観客を煽りながら、あたり一面超速ハンドウェーブを巻き起こしてみせる。
2020年の東京オリンピック開催が2013年のホット・トピックだと語る桃野、「2020年までの6年間、滝川クリステルとして生きていきたいと思います!」と「お・も・て・な・し」のコール&レスポンスを繰り広げ、そこから「お・ど・る・の・う」とつなげてスカ・ディスコ・ロックンロール“踊る脳”へ突入! 「3月2日、Zepp Tokyoワンマンが決定しております!」と告知した後、再びギターを構えた桃野、「bloodthirsty butchers・吉村秀樹 にあこがれて作りました!」という宣誓とともに最後に披露したのは、『MONOBRIGHT three』からもう1曲“youth”。激しくも清冽なギター・ロック・サウンドが、どこまでも熱い余韻とともに胸に残った。さあ、COSMO STAGEもいよいよファイナルへ!(高橋智樹)
この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。