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「RHYMESTERのオジさんが2日目のトリに参上! トリなんて、ヤダ~ぁ。責任負うの、ヤダ~ぁ。俺の人生なにが大事かって“責任回避”ですからね」なんて宇多丸が冗談交じりに話していたが、結成20周年を迎えた今年待望の復活を果たしたRHYMESTER、もうバッチリやってくれました! 何しろ冒頭の、「COUNTDOWN JAPAN、戻ってきたぜ~!!」とDJ JINが叫んで“JIN-TRO”をスピンした刹那からGALAXYには興奮が渦巻き、続く“キング オブ ステージ”での「言えよホーォ!」のコール&レスポンスで場内の一体感はみるみる上昇。「ニュー・アルバム、もう出来てんだもんなあ(来年2月に4年ぶりのオリジナル・アルバム『マニフェスト』がリリース!)。新曲いっぱいあんだもん。そっち、やっちゃう??」と宇多丸が問えば、がぜん沸き立つオーディエンス。そしてDJ WATARAIプロデュースのアッパー・チューン“H.E.E.L.”、「RHYMESTERで唯一ポジティブな曲」(宇多丸)というレイドバック・ナンバー“ちょうどいい”を続けざまに披露。場内のムードはどこまでも開放されていくのだった。 後半戦の“オイ!”では、そのタイトル通り盛大なオイ・コールが場内にこだまし、続く“付和Ride On”ではGALAXY中がジャンプ・アップ! 意のままにステージをコントロールしていく手捌きは実に鮮やかだった(やっぱ20年のキャリアは伊達じゃない!)。「年末だし、何もかも忘れてバカ騒ぎした方がいいんじゃないですか~??」(宇多丸)と、アンコールでは“肉体関係 part2”で今一度ライブは最高潮に。「ありがとう、パーティ・ピーポー!!」と最後に繋いだ手を大きく掲げた3人に惜しみない拍手が送られた。(奥村明裕)