カウントダウン・ジャパン04/05もいよいよ最終コーナーに突入! 総勢73組のアクトによってリレーされた音楽づくしの幸福な3日間。その大トリを飾ってくれたのがライムスターだ。「ヒップ・ホップ最高! 音楽は素晴らしい! 音楽は素晴らしいと思うやつ、騒げ!」。そんな宇多丸の煽りを受けてフロアは即座に大歓声! 凄い。深夜4時半、一体皆の何処にこれだけのエネルギーが残ってたんだろう。即興を交えたフロウに乗って、あっという間に祭りの空気が醸成されていく。竹内朋康(G)、TOMOHIKO(B)を迎えての「ライムスター・バンド」の中盤は、5人の極端に濃い個性がぶつかり合って、ファンキーでゴージャスな音の饗宴がさらに加速!“This Y’all That Y’all”は最初のクライマックスだった。
でも本番はこれからだった。そう、黄金マントの忌野清志郎=キングの登場! 場内は蜂の巣を突付いたような大盛り上がり! ぶっつけ本番で“雨上がりの夜空に35”が初披露される。今日だからこそ生まれた一期一会のスペシャル・ギフト。これがフェスの素晴らしさだ。その後もおもいっきりソウルフルなトラックと、最後まで艶張りマックスな2MCのフロウが名残惜しい幕切れを演出した“WELLCOME2MYROOM”、そしてそんなセンチメントをひっくり返して再び祭りモードに突入していったアンコールの“肉体関係”で、カウント・ダウン・ジャパン04-05は今度こそ本当にその幕を閉じた。最後の最後まで楽しみ尽くしてくれた皆さん、本当にどうもありがとう。音楽はやっぱり、素晴らしいね!(粉川しの)
1 JIN’s ROOM
2 スタンバイ・チューン
3 ライムスターイズインザハウス
4 ザ・グレート・アマチュアリズム
5 キングオブステージ
6 B-BOYイズム
7 This Y’all,That Y’all
8 雨あがりの夜空に35
9 WELCOME2MYROOM
EN:肉体関係 part2
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