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トリを飾るのはグループ魂! まずは港カヲルが登場。いきなり“BAD”が流れ、「夜の『This Is It!』永遠の46才、港カヲルです」と、ぶっ飛ばした挨拶。そして他のメンバーが現われ、“センチメンタル☆トランジスタ☆お父さんGo!Go!天国”へ。バイト君の先導で、フロア中がコブシを突き上げる! さらに“アイサツはハイセツよりタイセツ”、“くるま売りたいな”と、心の叫びのような楽曲が次々と飛び出す。曲中に港カヲルの実家の話まで挟むのは、何故!? しかしそんな突っ込みは野暮というもの。その後も、メンバー紹介から、タイガーウッズの愛人問題や酒井法子の話題に雪崩れ込む。それから何度目かの着替えを済ませた港カヲルが、SAXを抱えて出てきた遅番を紹介すると、“欧陽菲菲~グループ魂に横山剣(クレイジーケンバンド)も~”へ。名曲“竹内力”、カチャーシーを巻き起こした“沖縄行きたい”と続き、“くん兄さんVSアン姉さん”では、振った破壊(Vo)が驚くほどにシモなコール&レスポンスが炸裂していた。そこから“High School”、“君にジュースを買ってあげる♥”と畳み掛けていく。演奏が終わると、いつの間にかバイト君が三人に。早番、遅番、もう一人は「こども店長」と言い張っているがどう見ても松尾スズキ! サプライズなひとネタを交えて、最後は“ペニスJAPAN”、“Over30 do The魂”、“就職しやがれ”と、男気満載に駆け抜けた。そして終演のアナウンス……に見せかけて、中村屋華左衛門が登場。渋谷陽一までネタに挙げながらカウントダウンを行い、トドメに“TMC”までやり尽くして壮絶なフィナーレとなった。ネタも最高、曲も実は最高、オーディエンスの盛り上がりも最高! そして何より、新たなトリのスタイルを確立したと思う。……いや、スタイルとは言え、他に真似できるアーティストはいないけど。(高橋美穂)