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COUNTDOWN JAPAN 10/11、いよいよキックオフ! 総合プロデューサー・渋谷陽一の「早いもので来年15周年だそうです。15年前、『ポップジャム』っていう番組で初めて会った時は全然心許なかったですけど、今でも心許ないです! 全然スレてないです。でも、それってロックの基本です! ジョン・レノンも心許なかったし、ジミヘンもそうでした!」という紹介MCに導かれて、トップバッター=PUFFY登場! そこへ鳴り渡るあのシンセのイントロ……1曲目から"アジアの純真"! 祝砲のようにスケールでっかい歌が、そして川西幸一(Dr)をはじめとするパワフルなバンドのアンサンブルが、CDJ4日間の祝砲のように響き渡る。さらに"愛のしるし"でじっくりゆっくり温度を上げ、フェスの心地よい高揚感を会場の隅々にまで広げていく。「15年前から……って、なんか言ってたよね? 前説ボーイが(笑)」と、さっきの前説をいじってフロアを沸かせる亜美。続く「ちょっとはきびきびしてるんだぞ!ってところを見せたいと思います!(笑)」(由美)という言葉通り、"ブギウギNo.5"ではダンサーチームを迎えて華麗なダンスを見せ、"DOKI DOKI"の疾走ビートとともにEARTH STAGEの隅から隅まで練り歩き、ユニコーンのカバー"働く男"のタイトなロックンロールを乗りこなしながら大輪の歌を巨大な空間いっぱいに花開かせていく。「さっきも言ってたけど、来年で15周年を迎えます。でも、歌いながら気がついたんです。ちょっとぐらい心配されてるぐらいのほうが気にかけられてていいんじゃないかなって」(由美)「心配されなくなると、グレるんでね(笑)」(亜美)と、3万人規模のステージを揺さぶるでっかいポップ感と、3万人規模のステージとは思えないくらいのリラックス・ムードを同時に漂わせてしまうあたり、さすがPUFFYと言うしかない。"これが私の生きる道""渚にまつわるエトセトラ"といった国民的アンセムで見せるポップ・サイド・オブPUFFYから、グリーン・デイ"BASKET CASE"カバーや"誰かが"にあふれ出すラフで開放的なロックンロール・モードまで、PUFFYの美味しいところを軽やかに出し尽くした45分だった。(高橋智樹)