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一足早くスタンバイしたバンドメンバー達が“「太陽にほえろ!」メインテーマ”を演奏し始めた後、ステージに登場した大貫亜美と吉村由美。亜美がオモチャのラッパ、由美はキーボードで、あの印象的なメロディを奏でてバンドに合流。ハードボイルドな雰囲気のオープニングとなった。そして、このインスト曲が終ると、ドラムに合わせて起こったお客さんの手拍子。亜美と由美が飛び跳ね、スタートした1曲目は“HiHi”。マイクを片手で握りながら心持ち前傾姿勢でステップを踏み、キュートに歌う2人の姿が、我々のワクワク感をたっぷり煽ってくれた。2曲目は“渚にまつわるエトセトラ”。ファンキーなビート、フワフワしたメロディが無条件に心地よい! 誰もが大合唱で応え、すっかりPUFFYに魅了されてしまっている。

「今日で仕事納めなんです~」と、いつもながらののんびりしたトーンで語り合った2人。「今年は15周年なので懐かしい曲をやろうと思います」と由美が話して、始まったのは、まさしく懐かしい曲“これが私の生きる道”。2人のハーモニカソロもバッチリ決まり、フロアをピースフルなムードで揺らす。柔らかなメロディで優しく包んでくれた“SWEET DROPS”。雄々しいビートが高鳴った“欲望”。対照的な風味の2曲を聴かせて再びMCタイム。「もう腹が減ったとウチの川西さんが(笑)」(亜美)、「EARTH STAGEはここからウチの事務所が続くんですけど、癒着?(笑)」(由美)など、自由な会話を挟んで演奏再開。キラキラしたシンセサイザーのフレーズが印象的な“DOKI DOKI”。爽やかな疾走感と共に駆け抜けた“Bring it on”。パンチの利いたバンド演奏をバックに熱い歌声を放った亜美&由美がめちゃくちゃカッコ良かった“誰かが”。そして、ラストを飾ったのは、PUFFYのデビュー曲である“アジアの純真”。おなじみのエキゾチックなイントロが始まった瞬間、お客さん達は笑顔となり、頭上でクラップし始める。サビではもちろん全力でピョンピョンとジャンプ&大合唱! PUFFYの15周年となった2011年を締めくくるのにこの上ない風景を見せてくれた。(田中大)