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Nothing's Carved In Stone→筋肉少女帯→FACTと、異種格闘技轟音大会となったGALAXY STAGE。続いては、その流れから一転、2006年のメジャー・デビュー以来注目を集めるフィメール・レゲエ・シンガー:leccaが登場。コーラス隊を交えたビッグ・バンドの華やかな演奏のもと、初となるCOUNTDOWN JAPANのステージにleccaが姿を現せば、客席からは大きな歓声が沸きあがる。冒頭を飾るのは“Gambling”。流れるようなラップと「今しかない!」という力強いメッセージに共鳴するように、フロアにはたくさんのコブシが屹立(タオルをぐるぐる回す“ザッツ・レゲエ!”な風情で盛り上がるオーディエンスも!)。「どうもleccaでーす! もうすぐ2010年が終わります。そんな残り最後の4日間、楽しく過ごしていきましょう!!」と、最初のブレイクで元気いっぱいにMC。そして、“My measure”のアッパーなビートがみるみるGALAXY STAGEの熱を高め、場外から更なる観客を呼び込んでいく。おもむろにステージ前に歩み出たleccaが、オーディエンスに語りかける――「次の曲はちょっと古い曲なんですけど、タオルを持ってる人が有利かもしれないね?」と手にしていたタオルをフロアへ投入! 「辛い時こそ言葉を出して、悲しい時こそ前向きな言葉を使ってってください。OK!?」と投げかけて、軽快なリズムに合わせて会場中のタオルが旋回! さらに、「ここにいる男の人! 今年1年間、いいセックスをしたという人? じゃあ、そんな男たちに、私は今年イカせられましたという人!? 次の曲は、そんな日本男児と大和撫子に捧げる“セックス”についての歌です」との衝撃的(!?)なMCから“a~i!”へと雪崩れ込み、真っ赤なライトとバウンシィなリズムに駆られてGALAXY STAGEは発情! 「今のこの4日間というのは、節目をつけて来年に向かって力を蓄えていく時期なんだと思います。そんな時期に伝えたくなるのは、今まで一緒にいてくれた家族、恋人、仲間……。いつでも会えるとか思ってたら大間違いで、ありがとうって言いたかったのに言えなくなっちゃったり。だから、今日言えることは今日伝えたいといつも思ってます。誰か、大切な人がいる、そんな人のためにこの曲を贈ります。届け――“For You”」と、珠玉のバラードを披露。豊かな声量と表現力を備えた歌声に、誰しもが身体を揺らして聴き入っていた。「ここらで一発、声を聞かせて!」と、「ワイワイヤー! オッオッオッ!」との盛大なコール&レスポンスを巻き起こし、そして「2010年もありがとう! 来る2011年もよろしく。ありがとうって言える時に言ってください。年内に伝えてください。私はここで、みんなに、ありがとう――」と最後は再びアッパーに、“紅空”の弾むビートでタオルが大回転。「ありがとー! またね! 達者でな!!」と最後までステージを駆け回り、「辛いことがあっても大丈夫! 怖くない! ヤレる! がんばってね!」と精一杯に想いを届けたleccaだった。(奥村明裕)