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いよいよ最終日を迎えたPARK STAGE。開演時間が迫るにつれ、続々とお客さんが集まってくる。SEと手拍子に乗ってトップバッター、音速ラインがオン・ステージ! 大きく腕を突き上げて大久保(B)、その後ろから藤井(Vo&G)が姿を現し、サポートを交えた4人は全員フェスのスタッフTシャツ姿だ。もう恒例、と言っていいくらい、毎年必ずそうだ。なぜに!(笑)。まずはセッションで呼吸を合わせて、熱が高まったところで“街風”が鳴らされるとオーディエンスも腕を大きく揺らして応える。大久保はステージ前に歩み出て観衆を煽り、藤井のソフトで優しい歌声がPARKのフィールドを潤すように伸び伸びと広がっていく。とてもいいムードだ。「もっと行くぞ!」との大久保のアジテーションから“恋の魔法”→“ロレッタ”と続けざまに繰り出す音速。ちょっと飛ばしすぎたのか、ぜぇぜぇ息を切らして大久保、「いやいやいや、歳には勝てないけど、一生懸命がんばっております!」とMC。「夏って楽しいけど、切ない感じもあるじゃないですか? 花火とか見てると、誰かに会いたくなったりもしますよね。大切な誰かに」との藤井の言葉から名曲“逢いたい”も披露され、最後は“逢瀬川”をみんなで大合唱してライヴを締めくくった音速。よっしゃ、最高の幕開けだ!(奥村明裕)